子弟で組む色鮮やかな組紐アイテム「くみひもみやび」

2018.10.22 mon  shop story

「くみひもみやび」のブース。色鮮やかな「みやびブランド」が並ぶ

STORY

「これは機械で組んでいるから全て均一ですが、ママの組紐は手で作っているのに、全て均一だったんですよ」

福岡県北九州市出身の雅子ママが組紐と出会ったのは20代前半の頃。当時、母と祖母の介護をしており、病院と自宅を往復する生活の中で父に教室を勧められたのが始まりだった。「和装、洋装、手芸と何でもやってきました。今でも手芸全般が好きです」と手先の器用さに自信を持っていた雅子さんは京都発祥の流派、雅流の師範免許を習得するまでに腕を上げる。しかし、結婚を期に故郷を離れると、組紐は生活の中から無くなっていったと話す。再び糸を手に取ったのは、親戚でありパートナーとして共に出店する実奈さんとの出会いからだ。

「これは機械で組んでいるから全て均一ですが、ママの組紐は手で作っているのに、全て均一だったんですよ」、出店ブースに並ぶ組紐を見て、力強い言葉で出会いを振り返る実奈さん。親戚の枠をこえて、2人は組紐の子弟関係でもある。実奈さんが習いに行き、そこで作った作品を自身のインスタグラムにアップしたところ、約10分後に「欲しい」とコメントがついたことに驚いた。その後、一時売れない時期もあったが、2016年上映の映画「君の名は」のシーンに組紐が出てきたのをきっかけに再び注文が入るようになった。同年のある月には、約140本の注文が入ったそう。

これらの糸を使って組む。オーダーメイドも承っている

出店時、店頭に並ぶ組紐は実奈さんが様々なパターンを探して、雅子ママが組んでいくパターンが多いそうだ。雅子さんは、「時に無理難題を押し付けられる」と笑うアイデアの中には、例えば組紐と天然石を合わせたブレスレットなど、それまで経験のない未知の組み方も珍しくないという。それでも、「ママは優しいから何でも組んでくれます(実奈さん)」と様々な「みやびブランド」を世に送り出してきた。

「スポットライトが無いと、うちの商品はぜんぜん輝かないんですよ」。雅子ママにいろいろなお願いをする一方、実奈さんも雅子ママの組紐を魅せるため、出店時の演出に力を注ぐ。「試行錯誤の結果ですよ」と謙遜するが、ライトや出店ブースの両サイドに立てかける一枚板など様々な什器を用意して彩られたブースは、Wマーケットにやってきた多くのお客さんが足を止める。

これからも、1本の組紐に11通りの組み方を組み込めるほどの腕を持った雅子さんと、それをプロデュースする実奈さんが二人三脚で「くみひもみやび」の出店を進めていく。日本の伝統工芸の1つでもある組紐は時代によって礼服や帯締め、結んだ時の力強さから合戦時の防具にも使われ、現代ではNASAの実験にも使われている。「Wマーケット」の場を通して、今後どのような組紐の文化がこの商店街から組まれていくのか楽しみだ。

「くみひもみやび」の
次回出店日をチェック

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この記事を書いた人

Wマーケットボランティアスタッフ 「すも」

大阪へやってきて5ヶ月で、こんな大役をいただきました。出身は埼玉で、千葉や茨城で働いてきました。ようやく、エスカレーターで右側立を自然にできるようになりました。肥満体型なのでわかりにくいですが、28歳になりました。

この記事を書いた人

Wマーケットボランティアスタッフ
「すも」

大阪へやってきて5ヶ月で、こんな大役をいただきました。出身は埼玉で、千葉や茨城で働いてきました。ようやく、エスカレーターで右側立を自然にできるようになりました。肥満体型なのでわかりにくいですが、28歳になりました。

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