使いやすさを追求するがまくち作り「空空商曾 朝来」

2018.11.12 mon  shop story

赤色鮮やかなてんとう虫がまくちがセンターに並ぶ

STORY

持っている人が楽しくなって、ちょっとした自慢から会話を作る役割を

本当は雑貨屋を始めるために、がまくち作家になったと話すのは「空空商曾 朝来(からからしょうかい あさっく)」の店主、アカサカナツコさん。イベントで出会った作家さんと仲良くなって作品を販売したいと考えていたが、気付いたら専業になっていたと笑う。

「がまくちは金具があるので、溶接ができないと作れないと思っていました。しかし、本体を作って金具を付けるだけなので、意外と簡単にできました」。アカサカさんは母親が洋裁などをする環境に育ち、学生時代に没頭していた芝居での小道具作りも「物が無ければ作ろう」という考えで乗り越えてきた生粋の物作り屋だ。

「装飾品ではなく道具として使ってほしい」とがまくち作りの信念を語る。使いやすさの例えとして、「口金」について挙げてくれた。比較的大きめの口金が目立つ商品の中で、人気作のてんとう虫のがまくちを手に取り、口金を触りこう話す。

「この口金の場合、開けるのに『ひねる』動作が必要です。個人差はありますが小さい子供の場合、だいたい小2~3年で身に付きます。ご年配の方では開けられない人もいます」

学生時代に出会った指先を上手に使えない後輩が、「この金具なら開けられる!」と言ってくれた嬉しさが原点だと話すアカサカさん。「かわいいけど、『使えない』は無くしたい」と、誰もが使いやすいユニバーサルデザインを心がけている。

使いやすさに続いて大切にする工夫がある。口金を開けると裏側に登場する、表のデザインとシンクロするフェルトモチーフだ。

「上から目線にならないように」と設計された什器もお客さんを意識した大切な要素

がまくちを作ると「あまりにもいっぱい出てくる」というフェルトの切れ端を有効活用した開けた時のお楽しみは、「持っている人が楽しくなって、ちょっとした自慢から会話を作る役割を果たしています」と朝来とお客さんをつなぐ架け橋だ。

お客さんと直接話すWマーケットなどの出店時は、がまくちの「正しい使い方」を伝える機会でもある。「両端を押して閉じることもありますが、そうすると口金に余計な力が入ってしまうので壊れやすくなってしまします。口金を動かしてしめると長く使えます」と何気ない会話の中に大切な要素を取り込んでいる。

商品への工夫だけにとどまらず、以前は販売員をしていた経験を生かしてレイアウトにも力を入れるアカサカさん。向きに高さや色使い、見て使って楽しめる、そんながまくち屋が「朝来」だ。

「空空商曾 朝来」の
次回出店日をチェック

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この記事を書いた人

Wマーケットボランティアスタッフ 「すも」

大阪へやってきて5ヶ月で、こんな大役をいただきました。出身は埼玉で、千葉や茨城で働いてきました。ようやく、エスカレーターで右側立を自然にできるようになりました。肥満体型なのでわかりにくいですが、28歳になりました。

この記事を書いた人

Wマーケットボランティアスタッフ
「すも」

大阪へやってきて5ヶ月で、こんな大役をいただきました。出身は埼玉で、千葉や茨城で働いてきました。ようやく、エスカレーターで右側立を自然にできるようになりました。肥満体型なのでわかりにくいですが、28歳になりました。

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