紡ぐのは「着物を通したご縁作り」。着物に魅せられた店主が営む「古今堂」

2019.1.14 mon  shop story

STORY

この場所は「売れるアイテムの種類が違うから勉強になる」

「着物を着ると、いつもの景色が変わりました」、そんな一文を胸に着物の変わらない良さや何か新しいトライを支えるのが、リサイクル着物「古今堂」だ。

同店のオープンは2015年。店主の伴野修平さんは大学卒業後、アパレル業界の企業に就職した。作業着や学生服などの生産管理、営業などの仕事をしていた30代後半、自身が「生地」の世界と着物が受け継いできた「伝統」に魅せられた経験がスタート地点だ。

「正しい方法で作ると良いものができる、そんな職人に近い部分に惹かれました。生地は経糸・緯糸を職人が理に叶った技術で丁寧に作ると良い物ができます」。加えて、生地を縫製した衣類の良さも考慮した上で、もう1つの魅力をこう話す。

「ファッションには流行があり消費される部分もあります。一方、生地には不変の価値があり、ずっと残るものだと思います。特に着物の生地は、染めや織りなどは触わりよく見るとわかることもあります。実際、扱ってみると洋服にはない、日本の文化や伝統的な意識や広さを感じました。40代も目前になった時、自分の価値観の変わり目と共に、アパレル業の川上にある生地ってすごいと思うようになりました」

「古今堂」という屋号には、「伝統は遺物ではなく、磨き続けているから常に新しいものである」という伴野さんの思いが込められている。「着物は晴れの日用という、敷居の高いイメージが強いと思います。格式や伝統はありますが、そうでないところは自由なので、普段着としての着物を広めていきたい」と同店の進む道について言葉を紡ぐ。

その活動の1つとしてイベントの主催者としての顔も持つ。「住吉っさん」の愛称で親しまれる住吉神社の門前町粉浜商店街で開催する「住吉っさん 和のおさんぽ市」だ。7月30日~8月1日に開催された同イベントは、和をテーマにとした25の出店者が集い、多くのお客さんが着物を装って全長182㍍の商店街を歩く「和の夏祭り」を演出した。

Wマーケットへの出店は、新世界商店街の実店舗「和美換」の紹介がきっかけ。他のイベントにも出店する古今堂だが、この場所は「売れるアイテムの種類が違うから勉強になる」と話す。だからこそ、「ご縁作り」が1つの出店テーマにつながる。「着物に触れるのも初めての人も多いので、色々な情報がもらえます。実は縁が無いだけだったりするので、出店してご縁の循環を作っていきたいと思います」

「新世界」と呼ばれながら、大阪市内でも特に歴史を持つ地域でもある西成区に少し特別な思いも抱いていると話す伴野さん。今後も古今堂と着物を通して、「変わらない良さ」を発信し続ける。

「古今堂」の
次回出店日をチェック

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この記事を書いた人

Wマーケットボランティアスタッフ 「すも」

大阪へやってきて5ヶ月で、こんな大役をいただきました。出身は埼玉で、千葉や茨城で働いてきました。ようやく、エスカレーターで右側立を自然にできるようになりました。肥満体型なのでわかりにくいですが、28歳になりました。

この記事を書いた人

Wマーケットボランティアスタッフ
「すも」

大阪へやってきて5ヶ月で、こんな大役をいただきました。出身は埼玉で、千葉や茨城で働いてきました。ようやく、エスカレーターで右側立を自然にできるようになりました。肥満体型なのでわかりにくいですが、28歳になりました。

                   
                                   
   
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